プロフィール

YOSUKE TAKAHASHI BARITONE

 東京音楽コンクール(東京)、コンセール・マロニエ21(栃木)、ザンドナーイ国際コンクール(イタリア)など、国内外でコンクール入賞、入選実績のあるバリトン歌手の高橋洋介は、18歳で声楽を始め、東京芸術大学に入学し高丈二、市原多朗の各氏に師事。卒業時には同声会賞を受賞。同大学院修士課程を経て、新国立劇場オペラ研修所に進む。研修所公演ではヴェルディ「ファルスタッフ」フォード役、プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」タイトルロール、ツェムリンスキー「フィレンツェの悲劇」シモーネ役で出演。研修所修了後には文化庁新進芸術家海外派遣制度でロンドンへ留学。ロイヤルオペラハウスのヤングアーティストプログラムにゲストとして参加し、David Gowland, Paul Farringtonの両氏の下で研修を積む。その後、ドイツへと場所を移しシュトゥットガルト音楽演劇大学にてCornelis Witthoefft氏に師事。現在、東京を拠点にソリストとしてオペラやコンサートに出演の他、東京音楽大学講師、桐朋学園芸術短期大学では演奏員として勤務。


 これまでに東京文化会館主催オペラBOXでビゼー「カルメン」エスカミーリョ役、フンパーディング「ヘンゼルとグレーテル」ペーター役、メノッティー「アマールと夜の訪問者」メルヒオール王役などで出演。東京芸術劇場主催全国共同制作プロジェクトでレオンカヴァッロ「道化師」シルヴィオ役、プッチーニ「ラ・ボエーム」ショナール役で出演のほか、プッチーニ「蝶々夫人」シャープレス役アンダースタディを務める。ニッセイオペラでプッチーニ「トスカ」シャルローネ役で出演及びスカルピア役アンダースタディー、東京・春・音楽祭でワーグナー「トリスタンとイゾルデ」舵取り役で出演。新国立劇場主催公演ではヴェルディ「リゴレット」マルッロ役、モーツァルト「魔笛」弁者、ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」ルーシェ役などのカヴァーを務める。その他、石川・金沢風と緑の楽都音楽祭、風の丘ホール、オペラ・ノヴェッラ、DOTオペラ、クオーレ・ド・オペラ、Vivid Opera Tokyo、Novanta Quattronaなどで、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール、「フィガロの結婚」フィガロ役、「魔笛」パパゲーノ役、「コジ・ファン・トゥッテ」ドン・アルフォンソ役、ドニゼッティ「愛の妙薬」ドゥルカマーラ役、ヴェルディ「アイーダ」アモナズロ役、プッチーニ「ラ・ボエーム」マルチェッロ役、「ジャンニ・スキッキ」タイトルロール、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」アルフィオ役、レオンカヴァッロ「道化師」トニオ役、ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」ファルケ役、フランク役、渡辺俊幸「禅」釈宗演役、蒔田裕也「メドゥーサ」ポセイドン役、天沼裕子「少年オルフェ」裁判長役、ボタニクス博士役、仙道作三「平将門」タイトルロールなどで出演。


 オーケストラとの共演も多く、これまでにベートーヴェン「第九」ヘンデル「メサイヤ」、バッハ「クリスマス・オラトリオ」、モーツァルト「レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」などのソリスト、グリーグ「ペールギュント」題名役、オペラやガラコンサートなどで、三石清一、尾高忠明、高関健、井上道義、大勝秀也、篠崎靖男、円光寺雅彦、大井剛史、Kristjan Järvi、天沼裕子、Ola Rudnerの各氏の指揮のもと、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、静岡交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団等と共演。


 オペラユニット“カントキューブ”のメンバーとして活動し、全国各地でコンサートに出演。キングインターナショナルからデビューアルバム「Love」、キングレコードからアルバム「日本のうた」をリリース。


 第9回東京音楽コンクール2位及び聴衆賞を受賞。第19回コンセール・マロニエ21第1位。第47回、第50回日伊声楽コンコルソ入選。第17回ザンドナーイ国際コンクールファイナリスト。ミュージックパートナーズ協力アーティスト。東京音楽大学講師。